2008年10月3日金曜日

nihongo ナイト

「こんばんわ~。はじめまして、私の名前は○○です。ヨロシクオネガイシマ〜ス!」

こんな調子で集まった私達。あれ?なにこの懐かしい感じは。

10人くらい来るかなーって言う今日のnihongoナイトをホストするのはKAZUMIセンセイ. 最近はSKYPEを駆使しての授業もしてしまうというハイテク先生です。

今回は生徒さん&日本人のお友達を集めた”居酒屋ナイトinジャパンタウン”。構成はスイス人、ドイツ人2名、アメリカ人、ロシア人、イギリス人、そして日本人3人。

どんどんうまって行く長テーブルはすっかりコンパ風。「お仕事は何をされているんですか?」「出身地はどこですか?」「日本へは行かれた事がありますか?」「日本食は好きですか?」

かつて日本語を教えていた時が蘇って来ました。

「お好み焼きは食べた事がありますか?お好み焼きにはお肉や魚介類などの具が入っています。」”GU?"と首をかしげる生徒さんに出来るかぎり日本語で説明を加えます。

「エビが入ったものをエビ玉、豚肉が入ったものをブタ玉・・。」となんだかものすごく熱が入っている私。

お好み焼きを語っているからというのもあるかもしれませんが(笑)日本の文化に惹かれて、日本語を学んで、日本の文化を理解しようとしてくれている人と話すのは面白いです。

日本や日本語に興味のあるお友達の多くは日本のアニメ、テクノロジー、清潔で、誠実で、食べ物が美味しくて安全な国日本は最高!と言います。

音楽、カポエイラ、ダンス、人の陽気さ、私がブラジルという国へ憧れがあるのと少し似ているかもしれません。

私のブラジルへの”想い”は音楽に始まり、カポエイラを通してさらにブラジル文化についての知識が増えました。ポルトガル語を勉強しに学校に通った事はありませんがブラジル映画を観まくったり音楽を聴いたり、料理を食べに行ったり。ブラジルにも行ってしまった!

集まったお友達の多くはハイテク企業で働くプログラマーで、皆iPhone持ってたりして私より全然ハイテク。日本語を初めたばかりの人もいてところどころ英語も交えての会話になりましたが違う国から来た彼らが日本語で会話してるのはなんだか微笑ましい光景でした。日本を離れて長い私よりも彼らの方が最近のタレントやJ−ポップ事情に詳しいかもしれませんね・・。

サンフランシスコは全米の中でも日本食スーパーも、お寿司やさんも多いし、紀伊国屋もあるし、たまに日本映画を上映する映画館もあるし、日本語の本が置いてある図書館もあって日本の物は大体手に入ります。近所のスーパーでお寿司が売ってるし、最近は酒ブームで専門店も増えている”日本びいきな街”という気がします。

とは言えども、やはりお味噌の味で「しみじみ」する感覚。「黄昏」「哀愁」「情緒」「ほのぼの」・・英訳しきれない独特の日本的感覚というのもあって説明に困ってしまう事もあります。”「侘び寂び」のコンセプト素敵だわ。タトゥーにしようかしら..”というお友達も居たりして。

ポルトガル語に「サウダージ(saudade)」という言葉があります。この言葉を日本では「懐かしさ」「郷愁」等と訳される様ですが、このポルトガル語を「お婆ちゃんが焼いてくれたクッキーみたいな感覚」「子供の頃に行った湖の様な・・」って表現していたアメリカ人の女の子がいてなるほどね〜。と思ってしまった。

感覚と言葉の関係。すごくおもしろいです。

という訳で弟一回目nihongoナイト。新鮮でした。

また次回へと続きます。

P.S. ぜ~んぜん関係ないけどブラジル音楽 SAUDADE 特集聞いてみて~♪



2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

サンフランシスコで、”日本の心”を継承する、文化大臣に任命します☆

次回も応援よろしく♪

harmonium99 さんのコメント...

言葉を学ぶ人同士の交流ってなんか、いいよねぇ。次回もヨロシク☆