先日久しぶりに映画を観に行ってきました。"Even the Rain(También la Lluvia)"というボリビアを舞台にした映画で、スペインから来た映画クルーが現地のインディオたちをエキストラに雇って映画を作るという話ではじまります。コスト削減のためにボリビアで映画を撮るという予定が、映画を撮る途中で現地の住民による水問題が深刻化して行き、映画どころではなくなっていくという話なのですが映画という”架空”の世界と現実の世界とが微妙に交差する興味深い映画でした。
その映画というのも16世紀のラテン・アメリカ侵略の歴史を描く映画で”撮影最中”というかたちで語られることによってより客観視できるようにつくられていた気がします。この超大作を完成させるのにやっきになるスペイン人映画クルー(Gael García Bernal)と、映画の中で主要なエキストラ役を演じるかたわら自分たちの生活に必要な飲み水を大手外国資本から守るために身体を張っての抗議活動を行う”ダニエル”との間に生じていくテンションが見応えありました。複雑なかたちでいろいろな力関係が描かれていて、500年たった今でも問題は続いているという事実にせまる、深い映画でした。おすすめです。
この6ヶ月 Teacher Training を始めてから、今まで教わって来た事を噛み砕いてもう一度洗いざらい勉強し直した様な感じで、あ〜なるほど。と毎日いろいろと思う事多々あり、な濃厚な日々でした。”教える”というと責任感もあるのでプレッシャー大な感じもしますが、私に関して言うとヨガのプラクティスを次のレベルに持って行くのに必要なステップでもありました。なんとなく知っていたことを確認する機会だったり、教える立場に立ったときに必要なこととか今までに無く細かな事に注目した過去6ヶ月。一昨年のイマージョンから2年越しにして始めて自分の中に居る”先生”に出会えた体験でした。
クラスも無事終わって、ほっと一息。はるばるLAから参加しに来てくれたお友達と一緒にサンタクルーズまで小旅行にでかけました。サンタクルーズはサンフランシスコから海岸線沿いのハイウェイ1を下って1時間強のところにあるサーフ・タウンでカリフォルニア的な雰囲気を満喫できる街。せっかくなので海岸沿いにあるユースホステルに泊まりがけで行っちゃいました。灯台が目印のpigeon point light house ホステル はなーんにも無いところにぽつりとあって夜になると真っ暗。さすがにユースなのでbunk bed (2段ベッド)6人部屋でしたが部屋にトイレとシャワーもついていて、私たちの他にひとり日本人の女性がいただけでした。最近のユース(カリフォルニアだけ?)はマットレスも良いものをつかっていてグレードアップしたんだなぁ・・と久々のユースに感心。外にジャクジーがついていたので暗闇の中波の音を聞きながらお風呂に入れて良かったです。
キューバの国宝級のバンドLos Munequitos de Matanza が19年ぶりにアメリカにやって来ました!ベイエリア中のサルセーロ(サルサ熱狂家)やサンテーロ(キューバの土着信仰・サンテリアの信仰家)たちが集まり、私達の様な南米音楽愛好家、パーカッショニストなどなどいろんな観客を含めて完売したショーでした。