2009年11月11日水曜日

Biodanza

お友達の紹介でBIODANZAというムーブメントセラピーのクラスを受けることになりました。

集まったのは先生を含めて6人。小さめのグループだったのでこじんまりアットホームな雰囲気の中クラスがはじまりました。はじめはサークルタイムといって輪になって一人ずつ自己紹介となぜ今日ここに来たかを軽くシェアーします。

BIODANZAのことは雑誌かなんかで見た覚えがあるくらいでなにも詳しく知らなかったので今回初体験♪ 何事も未知の世界に踏み込んで行くのはわくわくとどきどき感でいっぱいです。ビオダンザはダンスのクラスではなく、ムーブメントを使ってからだと心をコネクトする心理療法みたいです。先生は教えるというよりはファシリテーターの役わりをしてくれ、エクササイズの簡単な説明とデモを見せてくれ、あとはご自由に。という感じ。

チリ出身の人が始めたワークというのもあって音楽は南米系。ラテンのリズムに勝手にからだが動きはじめます。新しい形式のクラスですが、もともと自由に動くのが好きなものですんなり入っていけました。

まずは呼吸と体を意識したコンシャス・ウォーキング。これは気功のクラスでもやったムーブメント・メディテーションと似ています。ゆっくり、意識をして部屋の中を自由に歩きまわります。

ビオダンザのユニークなのはペアを組んでのエクササイズの数々で、パートナーと手をつないで歩いたり、はなれたままお互いの視線をそらさず見つめあい、おどりながら近づいたり離れたりして遊ぶエクササイズなど言葉ではなく体で相手と対話するコミュニケーションを深めていきます。

人前で動くことに抵抗があるひとでも気にせず自分にとって心地の良いうごきをするだけで十分なのです。内気な人には特に難しいエクササイズが多いのですが、安心出来る空間でのワークを通して心を開いていく人も多い様です。今回参加した女性は体とコネクトしにくく、一回目がとても心地悪かったので戻ってきたと言っていました。

音楽が止ったら近くにいる人のからだの色んな部分(肩やひざやひじなど)を触るエクササイズや目をつぶっている相方の手をひいて一緒に歩くエクササイズなどもmindfulボディタッチを通して自他ともにからだの声を聴く練習になりました。

空間的な距離の取り方や動き方、人に対しての触れ方などを意識的に行うことでmindfulなコミュニケーションが生まれる。ひととからだとからだのコミュニケーションをすることで親近感がわいたり、安心感ができたりして。みんながこういう意識でもって生活できたら平和だろうな〜。

普段わたしたちは主に言葉を使って対話しているけどからだにも色んなコミュニケーションの方法があるんですね。からだをとおして相手と対話するカポエイラとも通じるものがありました。クラスが終わった後でよそよそしさが取れるというか。周りの人に対してより親しみが湧くというか。

ムーブメントを使ったセラピーは特に何か辛いことがあって心を閉ざしてしまった時にはとびきりの薬になってくれることでしょう。動くことでからだとコネクトし触れることで安心する。

からだと心のふか〜い結びつきをBIODANZAで改めて実感したのでした。

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