2010年4月15日木曜日

新月の祈り

今月の新月はお友達の紹介でウーマンズ・サークルというのに参加させていただきました。

春。植物があちらこちらで新芽をのぞかせ、花々が満開に咲くこの季節は”誕生”ということばが良く似合います。

新しい門出。再生。出発や旅立ち。変化が沢山訪れる時期でもあります。

変化は新しい機会を産み出しますし、停滞したエネルギーをまた新たに循環させてくれます。

今回の新月のサークルではそれぞれが最近発見した自分の側面というテーマでシェアリングをはじめました。

私にとってこの月はまさしく”女性性(femininity)”を祝福する月でした。誕生に深く関わったこと、同時におばあちゃんが97歳で他界したこと。赤ちゃんがお母さんのお腹から出て、この世に誕生してくるミラクルを体験して、原点に戻れた感じがします。みんなここから来たんだなぁって。あかちゃんを抱いていて、その昔おばあちゃんも私のことをこうして抱いてくれたんだろうなと思うと一瞬だけおばあちゃんが”せやで〜”とうなずいてくれた様な気がしました。

はやくに夫を交通事故で亡くし、女手ひとりで6人の子供達を育ててきたおばあちゃん。いくつになってもしっかりしていて、昔の話、日本人女性がまだ当たり前に着物を着ていた時代のことなどいつも興味深く聞かせてもらいました。

おばあちゃんが私に会いにアメリカに来てくれたのは90くらいの時でしょうか。親しいガテマラ人の家族のところで頂いたマルガリータが気に入って、何度も何度も”マルガリータ”と繰り返していたのを思い出します。いくつになってもオープンなおばあちゃんでした。

またおばあちゃんに会えないのは悲しいことですが97年の長い人生を太く濃く生きたおばあちゃんのこと、一生忘れることはないでしょう。私たちはみーーーーーんなこの世に赤ん坊として生まれ、いつかは老いこの世を去るときがきます。

私もおばあちゃんの様に100歳ちかくまで元気に生きたいな。100歳になるまでには世界中を何度か旅できるかしら!今抱えてる不満や葛藤や問題と思ってることなんて何の問題でも無くただ、ただ、enjoy life. それだけなんだなって。楽しいこと、わくわくすること、"I AM ALIVE!!!"って感じること。どんどんしていこう〜〜〜〜!

そんな風に思った。

春の息吹きと共に誕生とお別れの訪れ。この貴重な体験を胸に、赤ちゃんのこれからとおばあちゃんのこれまでを祝して新月のお祈りを捧げます。

0 件のコメント: